三年前に始めたインターネット通販ですが、たまに海外から問い合わせが来ます。
最初はスパムメール?かなと思ったのですが文章をグーグル翻訳で検索すると
「あなたの商品を購入したい。〇〇へ送る値段を教えてください」とあります。
え~すごいなあ。と思い周囲に相談してみると
〇怪しいやろ
〇与信どうするんや
などなど、基本的にやめといた方が良い。という意見をもらいました。
新しいことをしようとすると「危ないし辞めとこう」という人は人間の防衛反応が働いているのでしょうがないのです。人間は生命活動を維持するために無理はしないようになっているのですが会社はそんなことしていたら確実に衰退します。
しかし私は入社した当初、経営者の知り合いがいなかったのですが石川県で唯一の知り合い経営者高校の野球部の先輩三吉もやしの石橋社長に会社を後継することについて相談しました。
すると石橋社長は
「おれは世界に行く。お前も来るやろ?」と言われた一言が忘れられず俺も世界行きたいなあと思っていました。
また、いま海外で当たり前のように貿易をしている商社も基を辿れば誰かが
「海外行くぞ~ついてこい」と言ったに違いありません。多分。(笑)
そんなことがあり本当に問い合わせがきておそるおそる何かできないかなとグーグル翻訳を駆使して英語でメールを返してみると
・CIFで見積もり教えて
ときました。CIFってなに?って感じだったのですがどうやら相手先の港までの見積もりということが分かり運送会社にお願いをして見積もりをもらいました。
すべてグーグル検索に頼っています。
初心者でもできる初めての海外輸出をした時の抑えるべき三点ですが
・入金確認後の発送です
➾これはマストです。未だに入金後の発送です。安心です。
・実は地元の普段使っている運送会社も国際便に対応している
➾分からんことは聞きまくる。最後はほぼ書類の添削もしてくれました。大手に比べてコストも安いのでお勧めです。気になる方はお教えしますよ♪
・地元銀行が海外入金の口座を教えてくれる
➾こちらも大事です。契約書を銀行の人に見てもらい口座が間違っていないか確認します。
そしてPROFOMARLという見積もりのような契約書のような価格表を先方にメールします。
1週間経つと本当に入金がありました。創業70年で初めての輸出です。
色々な要素がありましたが最終的に社員に
〇ちょっと遠いだけでいつもとやること変わらんやろ!
と言ってもらった一言が非常に大きかったです。
当時の記事がありました。
ブログをご覧ください
石川県金沢市にある紙の問屋浜田紙業で海外への輸出事業が始まりました。
当時の記念撮影した様子です。
不思議なもので一つ輸出が決まると立て続けに問い合わせがきてここ1年で10か国と取引しています。
最近は中東からも問い合わせがきておりグローバルになってきました。
要因ですが
〇英語のメールがスパムだと思っていたけど実は問い合わせだった。
〇自分の中でやってみてできるようになったので自信になった
〇数をこなすと慣れてきた
この辺りが挙げられます。
やはり虎の穴に入らないとお宝は取れない。
と言いますが、後継者には実績と会社の新たな道を切り開くのが一つ大事になっているのではないかと思います。グーグル翻訳を駆使してこれからも挑戦します!
このブログを記述したのは浜田紙業株式会社の後継者で3代目の浜田浩史です。後継者や会社経営者として思うことや趣味のことなどを発信しています。筆者は食べることが大好きで魚どころである北陸地方の石川県金沢市出身です。金沢には近江町市場や日本海も近くにあり海の幸が豊富にあります。
最近マウンテンバイクにも載っています。趣味や日々のことを記述しているブログですので皆様良かったらご覧ください。
こんな会社で働いています。
会社の後継者で3代目です。